パリ 和カフェのお菓子

パリから無事にカリフォルニアに戻りました。
今回2週間程の滞在中ずっと寝不足だったせいか、
帰りのフライトはウトウト状態でした。
今朝はスッキリ目覚めました!

今回の和カフェのメニュー、備忘録を。

上生菓子 牡丹 :練り切り製
白餡とビーツでほんのりピンクに染めた餡で
小豆餡を包餡しました。
小豆餡にはデーツで、白餡には
モンクフルーツシュガーで
甘味付けをしています。

モリンガ葛餅 : 葛粉、モリンガパウダー、豆乳、モンクフルーツシュガーを使用しています。
モリンガは抹茶と蓬の様な風味が出せる、
和菓子にも良く合う食材です。

琥珀糖 SUMI :寒天を乾燥させる事で、
食べた瞬間はシャリっと、
中はシットリ。
今回はレモン風味にして、
和のテイスト墨をイメージしました。

和三盆 :3種。抹茶、レモンはそれぞれ風味もしっかりとしています。ビーツは殆ど風味が無く和三盆の優しい甘さが楽しめます。

塩っぱいもの。
塩昆布
味噌豆腐
いぶりがっことクリームチーズ

味噌豆腐、いぶりがっこはパリの
日系スーパーで揃える事の出来る食材で
何が出来るか、
パリに着いてからメニューを決めました。
いぶりがっこは特に煙で
アパルトマンのキッチンの探知機が反応したら
どうしよう…と心配し、
ハラハラしながら
じっくりチップで燻しました。

お客様には甘いお菓子と塩っぱい物を
交互に食べてみてください
とお伝えしました。

お客様にメニューは英語でも説明しましたが、
やはりフランス語でもと、
最低の単語で材料や作り方を簡単に
メモでお知らせしました。
その都度熱心に聞いてくださり、
和食のみならず、
日本への関心の高さを感じました。

今回和カフェに来てくださったお客様は、
全て初めてお会いするパリジェンヌ。
ヴィーガンやグルテンフリーに関心がある方、
日本文化に関心がある方、
日本人の友達がいるから来たと言う方、
私に会いたいと思って来てくれた方。
理由はそれぞれですが、
只々感謝です。

何人いらっしゃるか、
予約してくださった方が
本当に来てくださるのか、
終わるまで分からない。
集客、翻訳も通訳も当てが無く、
不安だらけでした。
何処を見ても敵だらけの様に感じた日々の中、
パリジェンヌは優しかった!
お菓子を美味しいと、
パリにまた戻っておいでよと言ってくれた
方々が居たから次に向かえます。

自分なりにこの日まで
ベストを尽くせて 良かった、
これからも心を込めて伝えていこう。

みなさんお一人ずつがアンケートに答えてくださいました。
大切な宝物です。
これからも心の支えになってくれる事でしょう。

今回持参したお皿、抹茶用茶碗は
WASARAさんの物を使用しました。
パリの方々にも既に浸透していて、
みなさんに褒められました。
日本製品がこうして認められている事に、
誇りを感じた時でした。